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水道水における有機フッ素化合物について

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水道水における有機フッ素化合物について

 有機フッ素化合物である(PFOS及びPFOA)は、水道法の水質基準は設定されておりませんが、水道水の水質管理目標設定項目【※1】に定められています。

 現在、熊本県内の飲用井戸で暫定目標値【※2】を超過した有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)が検出されたことに伴い、錦町においても安全な水の供給のため、町水道の原水(水源地の井戸の水)5箇所(全箇所)の水質検査を実施しましたので、その検査結果を公表します。

 なお、下の表のとおり全ての原水で暫定目標値を超過した箇所はなく、水質に問題はありませんでしたので、今まで通りご使用いただけます。


水源地の水質検査結果
 調査箇所検査結果 
 西地区浄水場 5ng未満
 西地区亀塚 5ng未満
 一武地区浄水場 5ng未満
 一武地区旧母子センター 5ng未満
 木上地区浄水場 5ng未満

  

【※1】水質管理目標設定項目は「将来にわたり水道水の安全性の確保などに万全を期する見地から、水道水質管理上留意すべきものとして定められた項目」のことです。

【※2】暫定目標値は「人が一生涯毎日2リットル飲用しても問題ない」とされる値で、「PFOS及びPFOAの合算値で1リットル当たり50ナノグラム(ng)以下」とされています。

ナノグラムとは、10億分の1グラムであり、1ng/Lは、水1リットル当たり10億分の1グラムの物質が溶解していると表します。 

有機フッ素化合物とは?

有機フッ素化合物の一種であるPFOS(ぺルフルオロオクタンスルホン酸)及びPFOA(ぺルフルオロオクタン酸)は、水や油をはじき、耐熱性、耐薬品性に優れているという性質を持ち主にフライパンの表面加工、撥水剤や泡消火剤等に用いられた化学物質です。また環境中で分解されにくく、高い蓄積性があることから、国内外において製造・使用が規制されています。

 水道水におけるPFOS及びPFOAについては、検出状況の確認や、有識者による議論が続いており、目標値は世界各国で異なりますが国内では令和2年4月1日に水質管理目標設定項目として位置づけられ、暫定目標値は「PFOS及びPFOAの合算値で1リットル当たり50ナノグラム(ng)以下」と定められています。


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