錦町の概要
錦町は総面積85.04k㎡、その58%は山林で、南部山岳地帯(標高1.000m)より北に向かって傾斜しており、町内中心部は標高157.37mに位置しています。
町内の中心部を国道219号線が東西に横断し、又国道と並行して北寄りに約2km隔てて球磨川が西流しており、この地域一帯が集中した水田地帯となっています。
町内を大きく分けると南部と北部に区分されます。南部は山麓地帯でしたが、土地改良区の一連の事業により畑地潅漑的な圃場となりました。
その後一部が県の農村地域工業導入地区の指定を受け、企業誘致がなされており、団地化が進んでいます。
この地帯は錦特産の一つである梨、桃の産地でもあります。北部は丘陵地帯で一部ゴルフ場となっているほか、農地造成と圃場整備が進められています。
また、この地帯は全国で産地賞に輝いた錦茶の産地としても知られています。 南部北部とも、地質的には中性層の火山灰土壌で形成されていますが、球磨川沿岸平坦部は沖積層になっています。
錦町の眺望 |
夕焼けの球磨川 |
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錦町の沿革
錦町は旧藩時代相良藩に属していましたが、廃藩置県とともに人吉県に入りました。明治6年、西村、一武村は第14大区、第5小区、木上村は第6小区になっています。
西村、一武村は、明治17年8月に合同し、西村列と称して組合役場を設けましたが、明治22年4月町村制施行と共に分離しました。
同じく、木上村も明治22年7月19日、隣村深田村と組合を設置しましたが、明治27年3月31日に分離し、一行政区域となりました。
そして、昭和28年9月に町村合併促進法が施行され、昭和30年7月1日に旧西村、一武村、木上村が合併して錦村を設置。
さらに昭和40年4月1日町制を施行し、平成27年7月1日で合併60周年、町制施行50周年を迎えます。